【相談】
お世話になっております。
今回は、自分自身ではなく知人の悩みを相談させてください。
知人は5年ほど保護猫活動を熱心にやってきていて、ボランティアで協力してくれる仲間14~15人と一緒に活動を続けています。譲渡時などの寄付金などで収入はあるものの、年間だいたい100~150万円ほどは持ち出しがあると言っていました。持ち出しが多く苦しい現状を打破しようと、保護猫カフェを運営して、その利益で活動費を賄いたいと思っているそうです。
そこで仲間と相談して、法人化を検討しているのですが、一般法人と非営利法人とで、どちらを立ち上げるべきかを迷っているとのことでした。
法人化は、保護猫活動を続けるための費用を捻出することが主目的です。
ただ、カフェの運営や集客・人件費など、今後新たにかかってくるコストも含めて考えると、ある程度しっかり利益を出したほうがいいと思うので、一般法人の方がやりやすいのかを迷っているそうです。
自分はそう言ったことに全く知見がないため、こちらで参考になるお話が伺えればありがたいのですがいかがでしょうか。
よろしくお願いいたします。
【回答】noriさん
保護猫活動にご尽力されているとのこと、素晴らしいと思います。
今回の背景・目的からいって非営利法人を選択されるのが自然だと思います。
社会問題を解決することを第一目的で考えられていると読み取れたからです。
もちろん、一般法人も理念を持って社会課題解決の取組されている会社も多いです。
しかし、一般法人では利益の余剰金は配当などで分配され利益を出すことに重きをおかれますが、
非営利法人では分配せず全て活動に使う点が大きく異なります。
また、非営利法人の方が、寄付を集めたり地域との連携を深めやすく、税制面等でも優遇されます。
寄付や会費を中心にボランティア活動をされている所も多いですが、…