【相談】
弊社は主に水回りに関するリフォームや、点検・修理を行っています。
地域には同業がおり、時には助け合って仕事もしますが、事業拡大のためには、何らかの差別化を図りたいと常々考えています。
ただ、安易に価格勝負をするのは、単純に経営圧迫を招くだけなので避けるべきだとも思っています。
自社の強みを明確に打ち出し、それをアピールポイントにするのがいいだろうと思うものの、改めて、「自社の強み」を言語化できないもどかしさがあります。
強いて言うなら、取引先、お客様に信頼して頂けるよう丁寧な仕事は心がけています。
自社の強みを洗い出し、言語化し、差別化を図る上での、効果的な方法について、なにかアドバイスを頂けたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
【回答】UEDAさん
中小企業診断士の上田と申します。
普段、事業計画策定、営業強化支援の際には必ず、ご支援先企業の強みを経営者の方からのヒアリングを通して引き出しています。
自社の表面的な強みはお話し頂けても、他社と差別化できるレベルまで切り込んだ強みを語れる経営者の方は少ないのが実情です。
主な要因は社内からの視点では、自社の強みとなるポイントが“普段の当たり前の事”として、見過ごされているからです。
以上の理由から他社の強みを引き出してきた第三者の視点と経験を持った者が様々な角度から質問を投げかける事によって貴社の強みに関する解像度が上がってきます。
自社内で強みを考えていく方法として、一般的にはSWOT分析会を社員と共に行います。
ポストイットを用意し、まずは社員1人1人が個々に自社の強みをポストイット一枚に一つ、できるだけ数多く書き出します。
次に、全員のポストイットに書かれた内容を共有した上でカテゴライズしていきます。
そこから、自社の強みをまとめていくという手法です。
これとは別に私がヒアリング時に投げかける質問もお役に立つかもしれませんので合わせて…

